大阪萬天堂
月 (つき)
写メ日記
皆さま、お久しぶりです。元気にされてましたか?
しばらく写メ日記を更新していませんでしたが、
セラピスト活動を通していろいろと思うところがあったので、
いつも通りの殴り書きスタイルで書きます。
本題です。
なぜ自分はこの仕事を続けているのか。
いい大学を出て、いい会社に就職し、別にお金に困っているわけでもない。
なのに、なぜわざわざ時間を使って、身体を使って、この仕事を続けるのか?
理由は、ぬるま湯に浸かった自分を社会に放出し、厳しい環境下で鍛え直したかったから。
こう言うと聞こえがいいかもしれませんが、でも実際に自分に対する理想は高いので、少なくとも現状には満足していませんでした。
そんな時に、女風という存在を知りました。
これまでも副業はいくつかやってきましたが、どれも対面ではなくモノを通して価値を提供するものばかり。
それなりに結果は出ましたが、でもそれってモノが良かったからでしょ。
自分が生み出した価値じゃない。
そう思って、自分という存在がそのまま価値となり対価をいただく風俗という究極の接客業に足を踏み入れました。
ところがどっこい。
やはりうまくいきませんでした。
女心がわかっていない。
仕事のような施術。
全然楽しそうじゃない。
このようなご指摘をいただき、ガラスのハートが粉々に砕け散りました。
絶対にあってはなりませんが、お客様の前で涙することもありました。
でも、言われていることはすべて正しい。
だって、相手はお客様。
この仕事は、成果に対する報酬をいただくのはなく、
報酬をいただいてからそれに見合った、あるいはそれ以上の価値を提供する仕事なんです。
だから、報酬を受け取った時点で、お客様がすべて正しいし、
ちゃんと価値を提供できなかったらこの仕事を続ける資格はない。
綺麗事を言うのは簡単です。
あなたの心に寄り添います。
あなたは美しい。
あなただけ。
あなたのおかげで頑張れます。
女性の本能を理解すれば応援される男になることもできます。
女性を沼らせることもできます。
でも、それをやったところでお客様は幸せになるのか。
本当にお客様のためになっているのか。
お金は稼げると思います。
でも、僕はお金が欲しいんじゃなくて、価値を提供したい。
お客様の悩みを理解して、表面的な対策ではなく、根本的な解決を目指したい。
自分という存在を通して、一人でも多くのお客様を幸せにしたい。
これも綺麗事に聞こえるかもしませんが、そうじゃないと僕がこの仕事を続ける理由の説明がつかないのです。
はじめは社会の厳しさにもまれて自己成長したいという自分本位な理由で取り組んでいました。
でも、お客様と接していくうちに、いろんな背景があって、いろんな悩みを抱えていて。
そんなお客様を見ていると、どうしても放っておけませんでした。
問題を解決することは難しいかもしれない。
だからといって、自分を大きく見せて信頼を失うことはしたくない。
でも、少しでも力になりたい。
だから、自分はこの仕事を続けるんだ。
彼女たちが幸せになって、笑顔でさよならを言えるその日まで。
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